治らない病を治す

愛着障害・双極性障害・パニック症・トラウマ性発達障害・小児期トラウマ・パーソナリティ障害・複雑性PTSDを克服する~虐待サバイバー、HSP、解離性障害、婦人科系疾患も当事者です٩( 'ω' )و  

モラハラクソ野郎時代の振り返り その二

前回の続きです。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」にあるみたいに、

当時は上の世界と下の世界という二つがあるように感じていました。

今思うと不思議……。

よほど疲れていて脳疲労してたんでしょうね。

 

私はコッチ側

 だからルールメイカーである

お前はアッチ側

 だから無能は無能らしく言うことを聞け

みたいな意識高い系の思考でした。

 

なんでそうなったのか、

そのターニングポイントはどこだったのか、

じっくり考えてみました。

 

やっぱり会社への入社ですね。

 

日本型企業に新入社員として入ると、

生娘の女子中学生かのように振る舞うことを強制されます。

まさに空気感によって

無知で馬鹿で清楚で言いなりになることを求められます。

これは女性であれば全員経験しているかと。

男性ですと体力と媚びへつらうことを強要され、

朝まで意味不明で論理的整合性の取れない酔っ払いの与太話を聞かされ

「上司アゲ」を強要されます。

 

男女で少し違いますが、その人の個性や人となりを徹底的に潰されます。

会社色に染め上げに来る。

おそらく3割くらいの人はすんなり洗脳を受け入れて出世する。

3割は内心反発しながら受け入れる。

3割は耐えられなくて日本型正規雇用のルートから逃げ出す。

私は真ん中のタイプでした。

そして残りの1割は、この世界に過剰適応して、人間の尊厳を捨てて承認欲求の世界に生きる。

これが自己愛性パーソナリティ障害者とその予備軍です。

 

年功序列は59歳まで続きます。

入社から35年間、年上というだけで媚びへつらってぺこぺこして

女性ならば年上に対しては「礼儀マナーとして」知識や論争で勝ってはならない。

それが性格的にぴったり合う人がいるのは私も目の前で見ていてよく知っているけれど

合わない人もいる訳です。

 

と前置きが長くなりました。

じゃあ合わないけれど会社も辞められない人はどうするかと言えば、

やっぱり家庭でモラハラ三昧を楽しむわけですよね。

年功序列というのは本当に本当に理不尽なシステムでございまして、

実のところ年功序列システムに女は存在していないのです。

分かります?笑

 

女は年功序列システムに従わねばならない。

が、

女は年功序列システムで出世することは無い。

これが殆どの日本企業の真実です。

 

ゆえに男性のように

年次が上がったら下をイジメてやり返す

と言うことが出来ず、むしろ

年次が上がったら良いお姉さん/オバサンとして潤滑油を期待される

というポジションにスライドする。

散々、無知で無垢な女扱いされて延々とお酌し続けたと思ったら、

次に期待されているのは事務屋さんなどの男たちの後方支援。

……どこにも「私」という個性は必要なく、

どこまで行っても「女」でしかない。

この仕組みが分かっていたから、私は家庭内でイジメをしてたんだと思います。

 

その人間が嘘つきになるかどうかは

親がダブルバインドや嘘でしつけをしたかどうかによると言われています。

私たちは個性や仲間を大事にしろと学校で言われてきたのに、

会社が欲しいのはあからさまに部品です。

感情も個性もいらない精密なコンピュータが欲しいだけ。

その矛盾に答えが出せない馬鹿正直なクソ野郎が

家庭で暴発するのではないでしょうか。

 

以前書いたように、私は堕落してみた方が善い人間になれると信じています。

会社から見放され、

家庭に迷惑をかけて、

やっと優等生という監獄から抜けられます。

 

昔は会社で

「お前は生意気だ!」と面罵されると傷ついていました。

今は傷つきません。

私は礼儀を失している訳ではなく、間違ったことを間違っていると声に出しているだけ。

みんなは空気を大事にするけど、

私にとっては空気より社益や正義の方が大事なだけ。

「生意気かどうか」は相手の受け取り方の問題です。

 

そんなことでストレスを溜めて家族を傷つけていたら

それはツノを溜めて牛を殺すことになります。

20代の過剰適応を経て、オフィス・レディとしては堕落しきった私は目が醒めました。

もはや会社は私を必要としてないし、

私も会社を必要としていないことに気づいた時、

会社は所詮契約に基づき労働を提供しているだけの「場」だったことに気づいたんです。

そこで「女」を切り売りする必要もなかったんだなって覚醒しました。

 

で、以上が人間サイドの分析です。

以下は自己愛性パーソナリティ障害と予備軍についての分析。

こっちも半分足突っ込んでいるので分かる範囲で書きます。

 

彼らはそもそも実力も信念も意思力もなく、

時間をかけることで打開しようとするクセがあります。

だから休日は意識高いセミナーに通い、

夜は意識高い自己啓発本を読み漁る。

生活世界のすべてが労働環境に過剰適応していきます。

宗教の洗脳でも、現実世界からの切り離しと情報の制限は常套手段です。

(DVパターンでは、無職+ギャンブル+ゲームのお手軽ドーパミン路線になる)

 

そうやってみっちり自己洗脳された彼らには

もう現実も、他人も、温情も存在していません。

すべては己の信じる「出世」とか「活躍してるワタクシ」という偶像のために

すべての現実は部品になっていきます。

 

エーリッヒフロムが「自由からの逃走」で述べているように

人間は自由に耐えられず

服従する快楽に抗えません。

よって承認欲求教の奴隷に入信した彼らは

自分の信じる道を1ミリでも邪魔するものを

正当防衛

と言って攻撃します。

これは彼らにとって聖戦です。

 

洗脳が深まってくると、もはや聖戦こそが自己目的化します。

己の信じる道を邪魔した過去のある人間を

サタンである!

と敵認定し、サタンを討てば救われるかのような心境になっていきます。

本来は承認されるには実績が必要ですが

誰かを引っ張り下ろす(聖戦)ことによって相対的に上がる感じがするんですね。

 

宗教的なので信仰活動は24時間です。

会社ではどっぷり信仰活動を行い、

家に帰っても続けようとします。

家にいるのは金食い虫のブタであるように彼らは感じます。

自分が汗水垂らして稼いだ金を、

サタンに食い潰されることは許せない罪と感じます。

よってモラハラクソ野郎は絶対にケチです。

かつては私もドケチでしたのでよくわかります。

 

ニーチェは神は死んだと言いましたが

神が死んだら困ってしまう人も大勢います。

とりあえず手近の人をサタンに仕立て上げて

聖戦を挑んで撃破してしまう馬鹿が世界に溢れてしまった。

彼らは100%の被害者意識で正当防衛理論により武装していますから、

理屈によって武装解除するのは無理です。

 

モラハラというのは、

・学校教育と社会が求める人材の乖離

年功序列システムによる若者イジメの社会的承認と年配世代による自己正当化

・宗教不在の時代に耐えられない弱い個人が感じる「自由からの逃走欲求」

によって生まれたものではないかと思います。

昔は妻を殴ったら教会で懺悔するとかありましたからね。

 

ことほどさように、人間の脳は抜け道を探すのが好きなようで。

ご意見やここ違うよ?というのがあれば御指摘いただけると幸いです(>人<;)

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